栃木県は壬生町安塚に、戊辰戦役に因む碑が建っています。

これは慶応四年(1868年)に起きた幕府軍と官軍の戦闘による幕府軍戦死者34名を弔う慰霊碑で、

有志らの手によって写真左側石碑は明治六年（1873年）以前、写真右側石碑は明治十三年(1880年)に

建立されました。

一世紀を優に超える時が過ぎながらも佇む姿は、その史実を果たして後世に伝えるものです。

しかしながら、避けられぬ石材自体の風化によって碑は崩れつつあり、そのかたちを残そうと2014年から

保存事業が行われました。

コルコートは石材強化撥水剤 SS-101 によって、この事業を支援しています。

SS-101は石材に含浸または塗布することで、①構造の強化、②撥水性付与による吸水防止効果が得られ、

多くの文化財の保護に貢献しています。